仕事が辛くて、「このまま続けていくのがしんどい」「もう辞めたい」と思う気持ちを持ったまま、働き続けている方も多いと思います。私もずっと仕事を辞めたい、もう続けていける気がしない、逃げたい…とネガティブな気持ちを持ったまま、仕事を続けていました。でも、なかなか「仕事を辞めたい」と自分の気持ちを正直に口に出すことができませんでした。
貯金はほとんどなく、その日暮らしをする日々
子育てには、本当にお金がかかります。私は5人の子供がいますが、下の3人が年子なのでミルクを飲む子が2人いたり、3種類のサイズのおむつを買っていた時期もありました。成長とともに食費も増えていき、これからもまだまだ必要なお金は増えていきます。産休育休を繰り返していたこともあり、恥ずかしながら貯金はほとんどなく、その日暮らしという言葉がぴったりな生活を送っていたので、こんなにお金がないのに今このタイミングで仕事を辞めるなんて絶対にできないと思っていました。
お金がないことに悩み、落ち込む夫
夫はお金がないことで悩み、元気がない日が続いた頃もありました。その日暮らしがいつまで続くのかとしょんぼり落ち込んでいる様子の夫を見ていると、もし今私が仕事を辞めたいなんて言い出したらどうなってしまうんだろう…と少し怖いと感じるほどでした。悩んでいる夫をみていると、夫の悩みをこれ以上増やすことはできないと思い、自分の正直な気持ちを口に出すことができません。
仕事を辞められない現実を突きつけられ、心がもたなくなってしまう
ただでさえ夫も悩んで落ち込んでいるのに、私が仕事を辞めたいとグチグチ言っていたら、そんなに毎日グチグチ言って面倒くさいやつだなと思われそうという気持ちがありました。もしかしたら、私が正直に辞めたいと言っても夫は真剣に話を聞いてくれたかもしれません。でも、「今辞められたら困るよ」と言われるのが嫌だったというのもあったかもしれないと思います。頭では、今は仕事を辞められないと分かっていても、辞められたら困るとはっきり言われてしまうことによって、辞められない現実を直視して私の心がもたなくなってしまいそうな気がして、正直に言うのは簡単なことではありませんでした。
辞めたら終わる気がして怖かった
仕事を辞めたら、5人の子供がいる私には再就職はかなりハードルが高くなり、しばらくの間、無職になる未来が簡単に想像できます。みんなは子育てと仕事を両立して上手く生活しているのに、私は無職で子育てだけしかやっていないという状況になるのが、夫に申し訳ないと思いました。みんなも大変なのに子育ても仕事も頑張っていて、私だけが楽な方に逃げ、甘えて生活することになると感じました。私だけ、みんなと同じように頑張ることができない弱い人間だと認めたくなかったのかもしれません。
本音を隠して強がっていた
久しぶりに友達に会うと、「子供たくさんいるのに、看護師さんやってるなんてすごいね」と言ってもらえることも多く、その言葉は素直に嬉しいです。そういう時に私が友達に返す言葉は決まっています。「せっかく取った資格だから、辞めるのはもったいないかなって思って。」という言葉です。私が看護師を続けている本当の理由とは全く違うことを、友達には言っていました。本当はお金がないから辞められない、本当は辞められるなら今すぐにでも辞めたい、そんな本音を正直に友達に言うことはできないので、自分の心に嘘をつき、強がっていました。
これからは、自分の心に嘘をつくなんて悲しいことをしなくても良いような働き方、私も夫も落ち込まなくていい、「仕事が楽しい」と自信を持って言えるような生活を送っていきたい。今私は、こうして文章を書くことが楽しいです。ですが、まだ文章を書くことが仕事にはなっていません。文章を書くことが仕事になったとき、「仕事が楽しい」「辞めたくない」と言えるよう、頑張っていきたいです。

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